「鵜飼町666──水田ふう・向井孝の書棚」は水田ふう・向井孝が遺した、ふたりの手になる印刷物と、未知の仲間との接点をつくることを目的として開設されました。 第一弾として、ウリ-ジャパン機関紙「非暴力直接行動」全号を掲載します。 以降、第二弾、第三弾として、水田ふう個人通信「風」、向井孝個人通信「IOM」の掲載予定しています。  毎月6日に更新します

Wri News Letter 75号 【表記は74号】

 

 

  • あさひまちから
  • 「知っていますか」ビラの意味

☆本号(ー封筒を送ってもらってる方へは27日の送付分と一しょにー)同封の〈知ってますか〉というビラは、堺泉北港のある泉大津のとくに核燃料輸送ルート周辺に通過直後の20日午後、戸別ビラ入れをした現物デス。

このビラをつくる背後には、19日夕刻からかくれて、厳しい警備網にもかかわらず、徹夜で見張りをし、20日早朝電話で速報してくれた( )の仲間の努力や、速報を待ちうけて文案をねり、焦点を学校と父兄にしぼつてどう表現するか、汗を流して考えた上、ガリ・印刷、そして昨夜来〇人がかりで準備した●一二〇作戦と共に、瞬時をおかず出動ーということがある。

さらに云えば11月11日以降5回、のべ20時間ちかく、府庁・港湾課・消防防災課との折渉。その間の●●の情報戦。そして、海には9隻の巡視艇、沿道のゲリラをおそれた陸の大警備陣と機動隊。その見事な空振りという推移のなかで、いろんなグループ有志のそれぞれの思惑や、行動が、意図の如何にかかわらず〈連合〉をつくり出したこと、期せずして非暴力直接行動としての意味を何よりも表現するーこのビラ(だけでなく19日から20日にかけての諸行動を含めてー)がつくられてきた、ということだ。のべ〇人以上のたくさんの仲間の力があって、はじめてこの同封ビラ〈知ってますかーおとうさん、おかあさん〉は出来たのだ。