「鵜飼町666──水田ふう・向井孝の書棚」は水田ふう・向井孝が遺した、ふたりの手になる印刷物と、未知の仲間との接点をつくることを目的として開設されました。 第一弾として、ウリ-ジャパン機関紙「非暴力直接行動」全号を掲載します。 以降、第二弾、第三弾として、水田ふう個人通信「風」、向井孝個人通信「IOM」の掲載予定しています。  毎月6日に更新します

日に焼けた紙片の意味──開架にあたって

向井孝(1920.10.14–2003.8.6)と水田ふう(1947.2.14–2020.2.16)は、敗戦後に廃材で建てられた家を、終の棲家とした。
犬山城の坂下、数分歩けば木曽川の水面を眺めることができる、傾いた家。庭にはクスノキがそびえ、猫が数匹、開け放たれた窓からいつも自由に行き来していた。時どき、人間や猫の幽霊が出て、見える人には見えた。

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第48回 橘宗一少年墓前祭/講演会

「大杉事件」99回忌

関東大震災後の混乱の中、1923(大正12)年9月16日、大杉栄、妻の伊藤野枝と共に甘粕憲兵隊によって大杉の甥・橘宗一少年(6歳)が虐殺されました。(所謂、大杉事件)

この宗一少年の墓碑が覚王山日泰寺境内にひっそりあることが、1972年に偶然見つかりました。その墓碑の裏面に刻まれた「犬共二虐殺サル」が、軍国主義に抵抗した証として保存する運動が始まり、「橘宗一少年の墓碑保存会」が発足、以降毎年墓前祭を催しい今年で48回目となります。

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生誕150年 幸徳秋水展 高知県立文学館

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生誕150年 幸徳秋水展 高知県立文学館
  • 秋水追悼イベント

「100年の谺 大逆事件は生きている」上映会

(朗読:高橋理恵子/語り:根岸朗/制作:千原卓司)

2022年1月24日(月) 午後2時~3時半

 高知県立文学館1階ホール 定員50名※要事前申込※

www.kochi-bungaku.com

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第47回 「橘宗一少年墓前祭/講演会」の「講演会」中止のお知らせ

「コロナ渦」と酷暑の夏、皆様には如何お過ごしでしょうか?先に、今年の「墓前祭/講演会」のご案内をお送りしましたが、この「コロナ渦」、東京などばかりでなく愛知県においても感染者が2000人超となり収束の見通しがありません。この状況のもとでは、止むを得ませんが「墓前祭」は地元関係者のみで縮小開催し、大杉豊さんの「講演会」は中止と致します。

◆墓前祭 9月12日(日) 13時~ 於 墓碑前

日泰寺から墓碑まで移動のバスの配車はありません

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第47回 橘宗一少年墓前祭・講演会のお知らせ

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1,期日  9月12日(日)

2,墓前祭 午後1時~  於:日泰寺墓碑前

※地下鉄「自由が丘」駅より西へ約300米。墓前祭への参列は、墓碑へ直行するか、「日泰寺」境内入口付近の旧茶店跡へ集合してください。マイクロバスで12時30分に出発/移動します 

 

3,講演会 午後2時15分~ 於:名古屋YWCAホール〈2F〉 参加費500円

  ◆講演 講師=大杉豊 さん

   テーマ 「アナキズムを生きるー大杉栄の場合」(仮題)

   報告  「墓碑発見の経緯と保存会のいま」(竹内宏一)〈世話人〉  

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